第201話

ローガンは、レイニーの変化にすぐ気づいた。彼女を揺さぶったのは、アルファのキリアンがエイラを選んだことではない。エイラが孤児だと知ったことだった。

ローガンは先に、あの似ている感じに気づいていた。エイラの顔立ちのどこかが、ヘンリー・クロフォードを思い出させたのだ。

だが、ヘンリーの実の息子であるヴィンセントが何の反応も示さなかったので、ローガンはただの偶然だと片づけていた。

今は、そう言い切れない。

ヴィンセントが空港の保安検査の向こうへ消えると、ローガンはレイニーに向き直った。

「お前も気づいたんだろ?」

心臓が跳ねた。「何に?」

「エイラ、誰かに似てる」

レイニーは視線を逸...

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